第1回 長調Ⅰ・Ⅳ・Ⅴ度の音程に注目

長音階 第3音の音程は低めにとる

心地よく感じるハーモニーには気をつけたいポイントがあって、
これはその1つです

「長音階 第3音」は音階の3番目の音であり、
例えばハ長調(#♭いずれもつかない長調)の第3音は ミ音(E) です

ハ長調音階から成る和音(コード)はこちら

上のⅠ度の和音「ドミソ(CEG)」の第3音 ミ音(E)の音程を低めに鳴らすと、
長三和音の響きがしっくりきます

それだけではなく Ⅳ度・Ⅴ度 も、第3音の音程を低めにすると
同じくハーモニーが美しく整います

このようにまとめて覚えておくとよいでしょう

そして多くの方が述べておられるように、
楽曲中、該当和音の全音程を変える必要はありません
アンサンブルの中でしっくりこない時などに検討してみましょう

〈参考サイト〉
愛知工業大学 「キレイな和音を作るためには・・・〈平均律・純正律講座〉」

◇◆この記事を書いた人◆◇

新井 葉子 Yoko Arai

弦楽アンサンブル亀弦 指導者
コントラバス奏者
アーティスト